免疫力アップには、自然免疫力アップが大切!

 風邪やインフルエンザに負けない健康なカラダを維持し、ここぞという頑張りどきに実力を発揮するためにも、日頃から自己免疫力をアップさせておくように心がけましょう。

 そこで心強い味方となるのが、アミノ酸“シスチン” と“テアニン” です。普段からアミノ酸“シスチン” と“テアニン” の摂取により免疫力を高めておくことが大切です。

アミノ酸“シスチン”と“テアニン”は免疫力をアップさせる!

 自然免疫を担当する免疫細胞は、グルタチオンとよばれる物質を自分自身で作り、それを細胞内に蓄えることで免疫力を高く維持しています。
 グルタチオンは、そのまま飲んでも吸収されません。アミノ酸“シスチン” と“テアニン” は、グルタチオンをつくるための材料で、それを飲むことで、免疫細胞でグルタチオンが十分作られるようになります。(図6)

図6

 アミノ酸“シスチン” と“テアニン” を一緒に飲むことで、体内のグルタチオン量が増えて自然免疫力を高めます。
また、NK細胞を直接活性化し、NK細胞の働きがアップすることも分かってきました。NK 細胞は、自然免疫を担当する免疫細胞の中でも、最も強力に働きます。アミノ酸“シスチン” と“テアニン” は自然免疫力を高める最強のパートナーと言えます。(図7)(図8)

図7:体内の自然免疫力を上げるアミノ酸“シスチン”“テアニン”!

グルタチオンが作られて、免疫細胞が活性化!
自然免疫を直接活性化し、病原体への攻撃力が高まる!

図8:NK細胞の活性化(マウス)

*:P<0.05
Tanakaら、第34回欧州静脈経腸栄養学会学術集会(2012)

最新研究!アミノ酸“シスチン”と“テアニン”の免疫力アップ効果!

 アミノ酸“シスチン”と“テアニン”を摂取すると、低下した免疫力をアップさせ、風邪・インフルエンザの予防効果を高めます。

アミノ酸“シスチン”と“テアニン”は風邪を予防し、かかっても症状を和らげる!

 冬は寒暖の差が激しく、カラダが冷える、喉や鼻の粘膜が乾燥するほか、ウイルスが活性化する“低温乾燥”と呼ばれる状態になり、風邪にかかりやすい条件がそろうため、十分な注意が必要です。
 冬の風邪流行時期に、“シスチン” と“テアニン” を5週間摂取したヒトと摂取しなかったヒトを比べた研究では、“シスチン” と“テアニン” を摂取したヒトでは摂取しなかったヒトに比べて風邪をひきにくく、例え風邪にかかったとしても、発熱、のどの痛み、鼻水など症状が軽くすむことが分かりました。(図9)

図9:グルタチオンが作られて、免疫細胞が活性化!「自然免疫」を直接活性化し、病原体への攻撃力が高まる!

風邪発症が有意に減少

累積罹患数とは試験期間中に風邪を発症したヒトの延べ人数 *:P<0.1、**:P<0.01
Kurihara, S et al. J Amino Acids 2010, 307475 (2010)

個別症状発現率が有意に減少

累積罹患数とは試験期間中に風邪を発症したヒトの延べ人数 *:P<0.1、**:P<0.01
Kurihara, S et al. J Amino Acids 2010, 307475 (2010)

アミノ酸“シスチン”と“テアニン”はインフルエンザワクチン効果を増強する!

 毎年、冬に猛威をふるうインフルエンザ。インフルエンザの予防にはインフルエンザワクチンの接種が有効です。しかし年を取ると免疫力が弱まり、接種したワクチンの効果が十分に得られないことも分かっており、お年寄りではインフルエンザワクチン接種前に免疫力をアップさせておくことが重要です。
 インフルエンザワクチン接種前の2週間にアミノ酸“シスチン” と“テアニン” を飲んだお年寄りと飲まなかったお年寄りを比較したところ、アミノ酸“シスチン” と“テアニン” は、特に栄養状態が低いお年寄りのインフルエンザに対する抗体の産生量を増やしました。(図10)

図10:アミノ酸“シスチン”と“テアニン”を飲むことでインフルエンザワクチン接種の効果を増強

ワクチン接種前感染防御能なく、かつ血中総タンパク質が平均値未満の高齢者

対象:高齢者福祉・介護・医療の複合施設である名古屋市厚生院に入所中の高齢者67 例
方法:インフルエンザワクチン接種の2 週間前からアミノ酸“シスチン” と“テアニン”を摂取する群とプラセボを摂取する群に無作為に割り付け、ワクチン接種1ヵ月後の血液中に含まれるインフルエンザ抗体価を評価した。

Miyagawa, K et al. Geriatr Gerontol Int 8(4), 243-250 (2008)

ワクチン接種前感染防御能なく、かつ血中ヘモグロビンが平均値未満の高齢者

対象:高齢者福祉・介護・医療の複合施設である名古屋市厚生院に入所中の高齢者67 例
方法:インフルエンザワクチン接種の2 週間前からアミノ酸“シスチン” と“テアニン”を摂取する群とプラセボを摂取する群に無作為に割り付け、ワクチン接種1ヵ月後の血液中に含まれるインフルエンザ抗体価を評価した。

Miyagawa, K et al. Geriatr Gerontol Int 8(4), 243-250 (2008)

アミノ酸“シスチン”と“テアニン”は過度の運動負荷による免疫力の低下を抑制する

 健康のために運動を続けている方は多いと思います。適度な運動を続けることで免疫力はアップしますが、過度な運動や急激な運動は逆に免疫力を下げてしまいます。日々激しいトレーニングを積むアスリートでは、免疫力を下げてしまい、風邪をひきやすくなるといった報告もあります。
 アスリートが行うトレーニングのように強度な運動を行う場合、一時的に免疫力を低下させてしまったり、また、強度な運動を継続すると、免疫力が徐々に低下してしまうこともわかっています。
 実際、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)を利用するオリンピックアスリート110 名を対象としたアンケート調査では、54.6%ものアスリートが「免疫力の低下を感じることがある」と回答しています。(図11)

図11 アンケート調査「アスリートの体調管理」

Q:「免疫力が下がったと感じることはよくありますか?」(複数回答)

味の素株式会社と公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)による、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)を利用しているアスリート110人を対象に体調管理についてのアンケート調べ

激しいトレーニングを行う選手の免疫力を活性化!

 ボディービル選手を対象に強度筋力負荷トレーニング後の免疫力の低下を調べたところ、アミノ酸“シスチン”と“テアニン” を摂取した選手では、免疫力の低下が抑えられました。(図12)

図12:高強度筋力負荷による免疫力の低下を抑制

対象:大学ボディービル部に所属する男性大学生15 例

方法:毎日1 回アミノ酸“シスチン” と“テアニン” を摂取する群とプラセボを摂取する群に無作為に割り付け、最初の1 週間は通常のトレーニング、後半の1 週間は通常トレーニングの2 倍の強化トレーニングを実施し、NK細胞の活性の変化を調べた。

Kawada, S et al. J Strength Cond Res 24(3), 846-851 (2010)

 また、男子駅伝選手を対象に、冬の強化合宿において強度の高い持久運動が免疫力にどのような影響を及ぼすかを調べたところ、アミノ酸“シスチン” と“テアニン” は炎症や免疫力低下を抑えることも分かりました。(図13)

図13:自然免疫が活性化し、炎症を抑えて免疫力をアップ

対象:大学駅伝選手15 例

方法:毎日1 回アミノ酸“シスチン” と“テアニン” を摂取する群とプラセボを摂取する群に無作為に割り付け、10 日間の強化合宿後に血中の免疫細胞の数を調べた。

*:P<0.1, **:P<0.01
Murakami, S et al. J Int Soc Sports Nutr 7(1), 23 (2010)

アスリートは風邪をひきやすい?

 身体能力の高いアスリートは、風邪を引かないという印象をお持ちの方も多いと思います。確かに、アスリートは体力がありますが、それはパフォーマンスに影響する「行動体力」です。病気と戦う「防衛体力」(=免疫力)は一般の人と同じか、低くなっている場合もあるのです。
 日本オリンピック委員会が行った調査によると、国際大会期間中にアスリートがかかる病気のうち、かぜ症候群が全体の35.2%を占め、国際大会期間中にアスリートの3人に1人は風邪で体調を崩していることがわかりました。(図14)

図14:国際総合大会期間中に日本代表選手団がかかった病気

マラソンの後、3人に1人は風邪をひく

 また、56km のウルトラマラソンに参加したアスリート140名について、レース後2週間以内に風邪にかかった割合は33.3%、3人に1人であり、レース不参加者の2倍以上の確率で感染したことが研究によりわかっています。
 このように、激しい運動によって、免疫力が低下してしまうことがあるのです。

免疫力アップのポイント! アミノ酸“シスチン”と“テアニン”

アミノ酸“シスチン” と“テアニン” は、自然免疫力を高め、「現代型免疫低下」を防ぎます。アミノ酸“シスチン” と“テアニン” は…

  • ・インフルエンザワクチンの効果を増強させる
  • ・風邪・インフルエンザの発症を抑える
  • ・たとえ風邪やインフルエンザにかかっても症状を軽く抑える
  • ・激しい運動直後の免疫低下を防ぐ

 栄養バランスの良い食事、十分な睡眠、アミノ酸“シスチン” と“テアニン” の摂取など、日頃から免疫力を高めておくことが大切です。

免疫力アップの5ヶ条

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